毎日jpに北海道報道部記者の中川紗矢子さんの記事があります。
この記事は非常の共感できる内容になっています。
マイケル・ジャクソン死亡のニュースが世界中を駆けめぐった日、私は自宅にある彼のコンサートDVDを繰り返し見ながら、翌朝まで泣き続けた。亡くなったことはもちろん、悲しい。でもそれ以上に、誤解され、攻撃され続けたまま亡くなった彼の悲しみを思うと、悲しくて悔しくて、涙が止まらなかった。
マイケルの人生の後半は、メディアが勝手に作り上げた誤解の方が強かったですね。
メディアは良くも悪くも影響力がありますが、話題作りに利用されてしまったという印象があります。
死亡後、マイケルに関するニュースや世論はかなり好意的なものに転じた。しかし、彼の音楽やダンス、人間性にきちんと向き合ったとは思えない報道の多さに憤りを感じる。
当サイトは、マイケルの音楽やダンスに焦点を当てています。
これこそが、マイケルの全てであり、真実の姿であり、ここに焦点を当てない限り、いつまでもメディアによって作り上げられた誤解・偽のマイケル像が付きまとってしまいます。
「彼は白人になりたかった」という分析がある。しかし、そういう発言をする人は、彼のインタビューや曲、歌詞など調べずに、思い込みで発言しているのではないか。
マイケルは尋常性白斑という病気で肌の色の白くなりました。
そのため、黒人を捨てたと誤解されています。
黒人音楽に精通する音楽評論家の吉岡正晴さんは、この説について「あり得ない」と話す。マイケルは、公民権運動、ブラックパワーが最も盛り上がっていた60~70年代に子供時代や思春期を過ごした。吉岡さんは「そうした同胞を見ていて、自分が黒人であることを否定することは、幼心にあり得ないと思う」と説明する。また音楽的に見ても、91年発表のアルバム「デンジャラス」以降について「より黒い(黒人らしい音楽)方、黒い方に行っている。そちらの方が一般の人には取っつきにくいのに。もし白人になりたいのなら、フランク・シナトラのような歌を歌えばいいのだし、自分が黒人であることを意識し、プライドを持っていた」と分析する。
マイケルは「エルビスは私たち(黒人)の音楽を盗んで有名になった」「いまだに黒人のスーパーマンもピーターパンもいない」と言っています。
当時、人種差別が現在よりも激しかった中で、黒人の社会的地位向上を願っていたことが分かるセリフです。
子供時代から直接インタビューしていた音楽評論家の湯川れい子さんは、白人願望説の根拠とされる外見的な変化について「精神的なトラウマが非常にあるから自己否定に行ってしまった」と、人種とは別の問題だと指摘する。「彼は黒人であることを捨てようとしたことは一度もないし、彼ほど黒人音楽にこだわった人はいない」と話す。その根拠の一つに、マイケルが終生尊敬してやまなかった黒人ミュージシャンたちの存在を挙げる。公民権運動の盛り上がりの中でブラックパワーの先頭にいたジェームス・ブラウンは、その代表格だ。
マイケルは12歳でスーパースターになってしまったので、普通の子供時代を過ごせませんでした。
公園でバスケットをしている子供達を見ながら、泣いていたくらいですから。
マイケルが公園でバスケットをしていたら、多くの人が集まってしまうから、そういった子供にとって当たり前のことができなかったんですね。
だから、同世代の友達も作れず、すごく孤独に日々を送ってきました。
ただ、孤独だったかもしれませんが、黒人を捨てたということはないですよ。
マイケルはジェームス・ブラウンに対して、「あなたは私に全てを教えてくれた」と言って、すごく尊敬していましたから。
ゴシップを作り上げて書き立てるメディアに不信感を強くしたマイケルは、82年以降、取材に答えることがほとんどなくなったが、そんな中でも93年、米国のカリスマ司会者の黒人女性オプラ・ウィンフリーのロングインタビューに答えた肉声がある。その中でマイケルは「人々は勝手にストーリーを作っている。僕は自分でいたくないとする見方は、すごく傷つく」と涙をためて話し、「黒人であること、自分の人種を誇りに思っている」と明言している。
メディアが全くの嘘の報道をすれば、誰でもメディアに不信感を抱きますよね。
勝手にありもしない話を作られたら、誰でも傷つくでしょう。
マイケルは確かに変わっているかもしれない。ダーティーで過酷なショービジネスの世界にいながら、純真で無邪気で思いやりに満ちていた。他人のために惜しみなくお金を使い、特に困っている人、子供たちのために多額の寄付やプレゼントを続けた。マイケルをあまり知らない人たちにはダンスミュージックの印象が強いだろうが、差別や平和、共生をテーマに強いメッセージ性のある曲をたくさん作った。
メディアは、マイケルの慈善事業に関してもっと報道すべきでしたね。
マイケルは世界のめぐまれない、食べるものに困っている子供達のために、自分が何をできるかを常に考え、曲作りにも反映していました。
そんな彼が生けにえのように攻撃された原因は、残念ながらメディアにある。吉岡さんは「メディアが白人だったというのは絶対あると思う。白人メディアの黒人アーティストに対する扱いはかなり差別的だ。矛盾した言い方だが、もしマイケルが白人だったら、こんな扱いはしなかった」と話し、「(肌が白くなった原因の病気)尋常性白斑についてなど、われわれの無知がマイケルの周りにちりばめられて、一斉に誤ったことを書くメディアが免疫不全に陥っていった」と指摘する。
人種差別についての話をすると、すごく根が深くなってしまいますが、興味のある人はこの本を読んでみて下さい。
ハーレムの熱い日々―BLACK IS BEAUTIFUL (講談社文庫 よ 10-1)
吉田 ルイ子
この本の中に、水飲み場の写真があるんですね。
その水飲み場はWhite(白人用)とColored(黒人用)と別れているんです。
そして、White(白人用)は立派な水飲み場、Colored(黒人用)は小さな水飲み場なんです。
私はこの写真を学生時代に見て、「こんな事実があるのか!」と驚愕した記憶があります。
また、マイケルの児童虐待に関する疑惑を持っている人はこの本を読んで下さい。
マイケル・ジャクソン裁判 あなたは彼を裁けますか? (P‐Vine BOOKS)
押野素子 
この本の中にすべてが書いてあります。
読む時間がなかったら、カスタマーレビューだけでも目を通しておくといいでしょう。
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